瀬戸内海の美しい島々を合計6つの長大橋で結ぶ「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」は、日本屈指の海上ドライブコースであり、世界中からサイクリストや旅行者が集まる「サイクリストの聖地」としても名高い観光ルートです。
その本州(広島県尾道市)と四国(愛媛県今治市)を結ぶルートのほぼ中間地点、愛媛県今治市・大三島(おおみしま)の玄関口に位置しているのが、「道の駅 今治市多々羅しまなみ公園」です。
目の前には世界有数の斜張橋である「多々羅大橋」の雄大な姿が広がり、穏やかな瀬戸内海の多島美をパノラマで一望できる絶好のロケーションを誇ります。
しまなみ海道を巡るドライブ旅行者や、キャンピングカー・乗用車で四国や瀬戸内を旅する車中泊ユーザー、さらにはツーリングライダーや家族連れにとって、「どこで休憩や仮眠をとるか」「現地の駐車場は平坦で夜間も静かか」「ご当地ならではの海鮮グルメや周辺の温泉はどこにあるか」といった事前情報は、旅全体の満足度を左右する極めて重要なポイントです。
この記事では、しまなみ海道でのドライブや車中泊、グルメ巡りを計画している初心者からベテラン旅行者までを対象に、「道の駅 多々羅しまなみ公園」の基本情報やアクセス方法、駐車場の傾斜・夜間の静粛性・24時間トイレの設備といった車中泊のリアルな環境を徹底的にレポートします。
さらに、一般の市場には滅多に出回らない「幻の高級魚マハタ」をはじめとする必食グルメ、しまなみ海道最大規模の売店・直売所で買えるおすすめのお土産、そして道の駅から車で約3分から15分圏内にある日帰り温泉・温浴施設3選まで、現地の詳細なデータに基づいてわかりやすく解説します。
道の駅「多々羅しまなみ公園」の基本情報とアクセス
「道の駅 多々羅しまなみ公園」は、愛媛県今治市上浦町(大三島)の海岸線に沿って整備された、しまなみ海道を代表する重点「道の駅」です。
広大な敷地内には、瀬戸内海を一望できる和食レストラン、しまなみ海道最大規模の品揃えを誇る特産品売店、海風を感じられる開放的なフードコート、地元の農水産物が集まる直売所「上浦ふれあい屋台市」、レンタサイクルターミナル、そして海辺の散策公園が一体となって配置されています。
単なるトイレ休憩のための通過点ではなく、食事・買い物・絶景散策・サイクリング体験のすべてが完結する滞在型の観光拠点として設計されているのが大きな特徴です。
営業時間・定休日・設備一覧
まずは、ドライブや車中泊のスケジュールを組む上で土台となる基本情報と設備スペックを一覧表で確認しておきましょう。
| 項目 | 詳細データ |
| 施設名称 | 道の駅 今治市多々羅しまなみ公園 |
| 住所 | 〒794-1402 愛媛県今治市上浦町井口9180-2 |
| 電話番号 | 0897-87-3866(道の駅代表) / FAX:0897-74-0663 / 0897-87-3855(上浦レンタサイクルターミナル・キャンプ場受付) |
| 営業時間 | 通常期:9:00~17:00(売店・フードコート) / レストラン:11:00~15:00(L.O.) / ふれあい屋台市:9:00~16:00(※冬季1月中旬~3月中旬は売店・フードコート10:00~16:00、レストラン平日11:00~14:00 L.O.) |
| 定休日 | 通常期:年中無休 / 冬季(1月中旬~3月中旬):毎週木曜日定休・1月上旬に臨時休業日あり(※木曜が祝日の場合は営業し前後日に振替休業) |
| 駐車場 | 普通車:300台 / 大型車:16台 / 身障者用:3台(すべて24時間出入庫可能・利用料金無料) |
| 24時間トイレ | あり(第1駐車場と第2駐車場の間に屋外トイレ設置・バリアフリートイレ併設・ウォシュレット設備なし・シャワー設備なし) |
| Wi-Fi | あり(インフォメーション・駅舎周辺にて利用可能 ※駐車場の端や海辺エリアでは電波が弱まる場合あり) |
| ゴミ箱 | 設置あり(営業時間内のみ・施設内購入品の容器回収用。家庭ゴミや車中泊で出たゴミの持ち込み廃棄は不可) |
| 主な併設施設 | 多々羅レストラン(夢岬)、多々羅売店(特産品センター)、多々羅フードコート、上浦ふれあい屋台市、しあわせの鐘、サイクリストの聖地碑、上浦レンタサイクルターミナル |
セクションごとに閉店時刻やラストオーダーが異なります。夕方に到着する場合は特にご注意ください。
例年1月中旬~3月中旬(2027年は1月12日~3月14日)は毎週木曜日が定休日となります(祝日の場合は営業し前後日に振替休業。また1月上旬に臨時休業日あり)。
訪問計画を立てる際に特に注意したいのが、「敷地内の施設ごとに営業時間が細かく異なる点」と「冬季(1月中旬〜3月中旬)に短縮営業および木曜定休が導入される点」の2つです。
一般的な観光案内では「営業時間 9:00〜17:00・無休」と一括りに紹介されることが多いものの、現地では各セクションが独立したタイムスケジュールで動いています。
まず、地元農家が持ち寄る柑橘類や新鮮野菜が並ぶ直売所「上浦ふれあい屋台市」は、季節を問わず通年で9:00〜16:00の営業となっており、売店よりも1時間早く閉まります。
また、名物の海鮮料理を提供する「多々羅レストラン」は、通常期や繁忙期(ゴールデンウィークの4月29日〜5月5日、お盆期間の8月7日〜8月15日など)であっても11:00開店・15:00ラストオーダー(16:00閉店)という昼食時間帯のみの営業形態をとっています。さらに冬季(1月中旬〜3月中旬)の平日に至っては、11:00〜14:00ラストオーダーへと短縮されます。
見落としやすいのが軽食やテイクアウトを扱う「多々羅フードコート」の運用ルールです。フードコート自体の営業時間は通常期9:00〜17:00(冬季10:00〜16:00)ですが、揚げ物・ご飯もの・パン類といった調理メニューの販売は「開店1時間後から開始し、閉店1時間前に終了する」という規則になっています。
つまり、通常期であれば温かいフードメニューを注文できる実質的な時間帯は10:00〜16:00、冬季であれば11:00〜15:00に限られます。夕方16時過ぎに道の駅へ到着して「ここで早めの夕食や夜食のテイクアウトを買おう」と計画していると、すでに調理メニューの提供が終了しているケースがあるため、食事目的の場合は遅くとも14時〜15時台までに到着する行程を組むのが安心です。
さらに、年末年始および冬季の休館日スケジュールも事前に押さえておく必要があります。大晦日(12月31日)は売店が16:00閉店、フードコートが15:00閉店と早じまいになり、元日(1月1日)は売店と屋台市が10:00〜16:00、レストランが11:00〜14:00ラストオーダー、フードコートが10:00〜15:00という特別ダイヤで営業します。
そして年明けの1月上旬(例:2027年1月5日火曜日)に臨時休業日が設けられた後、1月中旬から3月中旬(例:2027年1月12日〜3月14日)までの約2ヶ月間は毎週木曜日が定休日となります。なお、木曜日が祝日にあたる場合(例:2月11日の建国記念の日)は通常通り営業し、その前後の平日(例:2月9日火曜日)が振替休業となります。冬のしまなみ海道は空気が澄んで景色が美しい季節ですが、木曜日にドライブや車中泊を予定している方は、この冬季定休ルールを念頭に置いておくと現地でのトラブルを確実に防げます。
アクセスとマップ
「道の駅 多々羅しまなみ公園」への車でのアクセスは、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の「大三島IC」を降りて車で約1分という、これ以上ないほど分かりやすく便利な立地にあります。
高速道路のインターチェンジ料金所を通過してすぐの丁字路・交差点を案内標識に従って進むだけで、視界が一気に開け、多々羅大橋のたもとに広がる道の駅の駐車場へとスムーズに入ることができます。狭い山道や複雑な市街地を走る必要が一切ないため、大型のキャンピングカーや運転に不慣れなレンタカー旅行者でも迷う心配がありません。
本州側(広島県尾道市・福山市方面)から南下してアプローチする場合、隣の生口島(瀬戸田)から広島・愛媛県境をまたぐ「多々羅大橋」を渡りきった直後の出口が大三島ICとなります。橋の上を走行している最中にも、進行方向の右手眼下に道の駅の赤い屋根や海辺の公園、広大な駐車場が見えてくるため、旅の高揚感を味わいながら到着できます。
反対に、四国側(愛媛県今治市・松山市方面)から北上して向かう場合は、来島海峡大橋で大島へ渡り、伯方・大島大橋(伯方島)、大三島橋を経て大三島へ上陸し、大三島IC出口を降りてすぐの到着となります。なお、公共交通機関や高速バスを利用する場合は、今治駅や広島・福山方面からの高速バス「しまなみライナー」等で「大三島BS(バスストップ)」で下車し、島内バスや徒歩・レンタサイクル等を組み合わせてアクセスすることも可能です。
敷地内の駐車場レイアウトについて補足すると、駐車場は大きく「第1駐車場」「第2駐車場」「第3駐車場」の3つの区画に分かれています。ここで一般ドライバーが必ず知っておきたいルールとして、駅舎や店舗のすぐ目の前にある「第3駐車場」は小型・中型バス専用エリアに指定されており、一般の乗用車は原則として駐車できません。
一般の普通車(300台収容)および大型バス・大型トラック等の大型車両(16台収容)、身障者用車両(3台収容)は、海沿いおよび駅舎正面に広がる「第1駐車場」または「第2駐車場」を利用する仕組みとなっています。収容台数が合計319台と非常にゆとりがあるため、通常の週末であれば満車で停められないという事態は滅ぼにありませんが、ゴールデンウィークやお盆などの最繁忙期には昼前後のランチタイムに駅舎近くの区画が混雑するため、午前中の早い時間帯か14時以降の時間帯を狙うとよりスムーズに駐車できます。
車中泊・休憩のしやすさを徹底チェック!
しまなみ海道のちょうど中間地点に位置し、高速道路のICから1分で立ち寄れる「道の駅 多々羅しまなみ公園」は、四国一周ドライブや瀬戸内海縦断旅における仮眠・車中泊スポットとして全国のドライバーから極めて高い評価を得ています。
しかし、昼間の観光スポットとして優れている道の駅が、必ずしも夜間の車中泊に適しているとは限りません。ここでは、車中泊ユーザーが現地で一晩を過ごす上で最も気になる「駐車場の傾斜」「夜間の静かさ」「24時間トイレの清潔感と設備」「周辺の買い出し環境と注意点」について、多角的に掘り下げて解説します。
駐車場の傾斜と夜間の静かさ
車中泊において翌朝の体調や睡眠の深さを決定づける最大の要因が、駐車スペースの「路面の傾斜(フラットさ)」と「夜間の騒音レベル」です。少しでも地面が傾いていると、就寝中に頭の方向へ血が上ったり体がずり落ちたりして熟睡できず、また幹線道路沿いで大型トラックの出入りが激しい場所ではエンジン音や振動で何度も目を覚ますことになります。
この点において、「道の駅 多々羅しまなみ公園」の駐車場環境は四国・瀬戸内エリアでもトップクラスの快適性を備えています。まず路面の状態ですが、一般車両が駐車する「第1駐車場」と「第2駐車場」は、どちらもアスファルト舗装が綺麗に整備されており、路面はほぼ完全にフラット(平坦)です。タイヤの下に噛ませるレベラー(段差解消スロープ)などの補正器具を使わなくても、シートを倒して車中泊マットを敷くだけで水平な寝床を確保できるため、車中泊初心者でも全くストレスを感じません。
2つある駐車場のうち、車中泊スポットとして特におすすめなのが、駅舎の真正面に広がっている「第2駐車場」です。24時間利用できる屋外トイレは第1駐車場と第2駐車場のちょうど中間地点に建っていますが、第2駐車場の方が駅舎やトイレへの動線がわかりやすく、夜間照明による適度な明るさと見通しの良さがあるため、防犯面や安心感の観点から多くの車中泊ユーザーに選ばれています。
もし夜間の静けさをさらに徹底して追求したい場合は、大型車用の駐車マス(16台分)から少し距離を置いた普通車区画を選ぶのが賢明です。大型観光バスや大型車は第1・第2駐車場の指定区画を利用するため、そこから離れた海側や端の区画に停めることで、万が一夜間に大型車両が停車した際のアイドリング音や冷凍機の作動音からも完全に無縁の環境を作ることができます。
次に「夜間の静かさ」についてですが、この道の駅は夜になると驚くほど静まり返ります。駐車場のすぐ目の前は海になっていますが、太平洋や日本海のような外洋に面した海岸とは全く異なり、周囲を大三島・生口島・伯方島・大崎上島などの島々にぐるりと囲まれた瀬戸内海の内海(内湾)に位置しています。
そのため、海沿いの道の駅でよく起こる「一晩中ザザーッと打ち寄せる激しい波音で眠れない」「強い海風で車体が揺さぶられる」といった現象がほとんど起きません。現地の海面はまるで湖のように穏やかで、夜間は耳を澄ませても波の音がほとんど聞こえないほどの静寂に包まれます。
さらに、大三島という「島」の地理的特性も夜間の静粛性に大きく貢献しています。本州や四国の本土にある主要国道沿いの道の駅では、深夜から早朝にかけて長距離物流トラックが絶え間なく通過・休憩しますが、しまなみ海道の大三島ICでわざわざ途中下車して一般道(国道317号線)を走る深夜の通過車両は極めて少数です。
日が落ちて観光客や地元の買い物客が帰路についた後は、前の道路を通る車の数も激減し、道の駅へ出入りする車両もほとんどなくなります。そして翌朝、静かな車内で目を覚ましてカーテンを開けると、朝靄(あさもや)の晴れた瀬戸内海の青い海と、朝日を浴びて白く輝く高さ226mの多々羅大橋の主塔が目の前に飛び込んできます。この清々しい朝の風景に出会えることこそ、当駅で車中泊をする醍醐味といえます。
24時間トイレの清潔感
車中泊や長距離ドライブの休憩において、駐車場の平坦さと並んで重要なのが24時間トイレの環境です。「道の駅 多々羅しまなみ公園」の屋外トイレは、第1駐車場と第2駐車場の間のアクセスしやすい位置に独立した建物として設置されており、売店やレストランが閉まった夜間・早朝でも24時間いつでも利用することができます。
敷地内のトイレにはバリアフリー対応の多目的トイレも併設されているため、小さな子ども連れのファミリーや高齢の方、車椅子を利用される方でも夜間を問わず安心して利用可能です。
サイクリストの聖地として国内外から多くの旅行者を受け入れている重点「道の駅」だけあって、日常の清掃や維持管理は丁寧に行われており、洗面台まわりや床面も清潔感が保たれています。夜間もトイレの入り口や通路にはしっかりと照明が灯っているため、暗い夜道を手探りで歩くような怖さはありません。また、周囲に鬱蒼とした森林や茂みが少ない海辺の開けたロケーションであるため、山間部の道の駅と比較すると夏場に照明へ集まる大型の虫が少ないのも嬉しいポイントです。
ただし、利用にあたって事前に必ず知っておくべき設備上の注意点が2つあります。
1つ目の注意点は、屋外の24時間トイレには温水洗浄便座(ウォシュレット)が設置されていないことです。近年の新しく建て替えられた道の駅ではウォシュレット付きが標準となりつつありますが、当駅の24時間トイレはシンプルな洋式・和式便座の構成となっています。そのため、普段ウォシュレットを使い慣れている方は流せるウェットティッシュを持参したり、冬場の冷え込む時期に車中泊をする際は100円ショップ等で購入できる使い捨ての貼る便座シートを用意しておいたりすると、夜間のトイレ利用が格段に快適になります。
2つ目の注意点は、道の駅の敷地内にはコインシャワー等の入浴・シャワー設備が一切設置されていないことです。レンタサイクルターミナルが併設されているため「サイクリスト向けのシャワールームがあるのでは」と期待して訪れる方もいますが、運営元の公式FAQでも「屋外トイレは24時間利用可能ですが、シャワー等の施設は設置されていません」と明記されています。したがって、車中泊をする際は、後ほど詳しく紹介する大三島内の日帰り温泉・温浴施設(車で約3分〜15分)を営業終了時刻(20:00または21:00)までに利用し、さっぱりと汗を流してから道の駅へ入庫するスケジュールを組むことが必須となります。
車中泊を成功させるための買い出し・夕食・マナーの注意点
「道の駅 多々羅しまなみ公園」でトラブルなく快適な車中泊を楽しむためには、離島ならではの夜間環境を踏まえた事前準備が欠かせません。
まず押さえておきたいのが、夕食や翌朝の朝食、飲み物の調達タイミングです。前述の通り、道の駅構内の「上浦ふれあい屋台市」は16:00、「多々羅売店」と「多々羅フードコート」は通常期17:00(冬季16:00)になるとすべて閉店します。さらにフードコートの温かい調理メニューは閉店の1時間前(通常期16:00、冬季15:00)にオーダーストップとなります。
閉店後の道の駅で利用できるのは、24時間トイレと屋外の飲料自動販売機のみです。また、道の駅のすぐ目の前に徒歩1〜2分で行けるような24時間営業のコンビニエンスストアや深夜営業のスーパーマーケットはありません。島内には農協系のスーパーである「Aコープ上浦(彩菜)」や無人販売市、少し車を走らせた宮浦エリア等に商店やコンビニがありますが、夜遅い時間帯になると買い出しの選択肢が大幅に狭まります。
そのため、夜間に車内でつまむ軽食や翌朝のパン・おにぎり、お酒やソフトドリンク、ロックアイスなどは、道の駅が営業している16時前のうちに構内の売店・屋台市で購入しておくか、本州側(尾道・瀬戸田)または四国側(今治市内)から高速道路に乗る前、あるいは日中の入浴施設への移動途中に調達しておくのが鉄則です。なお、土日祝日に限っては、車で約10〜15分の温浴施設「マーレ・グラッシア大三島」内のレストランが17:00〜19:00(18:30オーダーストップ)まで夜間営業を行っているため、入浴と夕食をそちらで同時に済ませるのも非常に賢い方法です。
また、道の駅はあくまでドライバーの休憩・仮眠施設であるため、マナーを守った利用が求められます。駐車場内でのテントやタープの設営、車外にテーブルやキャンプチェアを広げての飲食、カセットコンロ等を使った車外での火気使用・自炊行為、発電機の使用や長時間のアイドリング、洗面所での食器洗いなどはすべてマナー違反となります。
もし「大三島の海辺でテントを張ったりバーベキューやキャンプ飯を作ったりしたい」という場合は、道の駅の敷地内にある上浦レンタサイクルターミナル(TEL:0897-87-3855)が受付窓口を兼ねている近隣の「多々羅キャンプ場」を予約・利用しましょう。また、車中泊や持ち込み飲食で発生したゴミは道の駅のゴミ箱に捨てず、ゴミ袋を用意してすべて自宅まで持ち帰るのがルールです。
ここがおすすめ!「多々羅しまなみ公園」の必食グルメとお土産
「道の駅 多々羅しまなみ公園」が、四国・中国地方の数ある道の駅の中でもトップクラスの集客力と知名度を誇っている最大の理由が、ここでしか味わえない極上の「瀬戸内海鮮グルメ」と、柑橘王国・愛媛の底力を感じさせる「特産品・直売所のお土産」です。
レストラン・テイクアウト情報
道の駅の敷地内で最も海に近い特等席に構えているのが、和食レストランの「多々羅レストラン(レストラン夢岬)」です。店内の大きな窓からは、穏やかな瀬戸内海の海面と行き交う船、そして空へとそびえる多々羅大橋の全景を眺めることができ、特に窓際のテーブル席は絶景と美食を同時に堪能できる人気席となっています。レストランの入り口前には、訪れた人を驚かせる巨大なヒラメのモニュメントと大型の生け簀(水槽)が設置されており、生きたまま管理されている新鮮な地魚や幻の高級魚が泳ぐ姿を直接見ることができます。
このレストランを訪れたら絶対に食べておきたい看板メニューが、市場にはほとんど流通しないため「幻の高級魚」と称される「マハタ」を使った料理です。マハタはスズキ目ハタ科に属する大型の白身魚で、天然物は漁獲量が極めて少なく、高級料亭や鮨店でも滅多にお目にかかれない希少種です。
大三島周辺海域の恵まれた環境で育まれたマハタは、白身でありながら上品でコクのある脂が乗っており、刺身や薄造り、握り寿司で口に運ぶと、プリッとした独特の力強い歯ごたえの後に、熟成されたような深い甘みと旨味がじんわりと広がります。鯛やヒラメといった定番の白身魚とは一線を画す濃厚な味わいで、一度食べると忘れられないインパクトがあります。
レストランで提供されている全主要メニューと税込価格、および提供条件は以下の通りです。
| メニュー区分 | メニュー名 | 税込価格 | 内容・提供条件・特徴 |
| 幻の高級魚マハタ(通年定番) | マハタにぎり御膳 | 2,800円 | 【数量限定】肉厚なマハタの握り寿司をメインに据えた一番人気の看板御膳(予約メニュー対応可) |
| 幻の高級魚マハタ(通年定番) | マハタ御膳 | 2,600円 | 【数量限定】独特の歯ごたえを楽しめるマハタの薄造り(お造り)等を中心とした定食御膳(予約メニュー対応可) |
| 幻の高級魚マハタ(通年定番) | マハタ丼 | 2,600円 | 【数量限定】新鮮なマハタの切り身を贅沢に盛り付けた特製海鮮丼 |
| 冬季限定「マハタ祭り」特別メニュー | マハタ尽くし御膳 | 3,300円 | 【12月中旬~3月頃・土日祝1日10食限定・予約不可】握りや造りなどマハタの魅力を味わい尽くす最高峰御膳 |
| 冬季限定「マハタ祭り」特別メニュー | マハタ丼(祭り特別価格) | 2,500円 | 【12月中旬~3月頃・期間限定・予約不可】通常期よりお得に味わえる冬季フェア仕様のマハタ丼 |
| 冬季限定「マハタ祭り」特別メニュー | マハタにぎり定食 | 2,200円 | 【12月中旬~3月頃・期間限定・予約不可】マハタの握り寿司を手頃な価格で楽しめる冬季限定定食 |
| 瀬戸内海・大三島の地魚料理 | 平目丸ごと唐揚定食 | 3,300円 | 大三島特産のヒラメを丸ごと一匹揚げた豪快定食(予約メニュー対応可・単品は2,950円) |
| 瀬戸内海・大三島の地魚料理 | 鯛にぎり御膳 | 2,300円 | 潮流の速い瀬戸内海で育った身締まり抜群の真鯛を握り寿司で味わう御膳 |
| 瀬戸内海・大三島の地魚料理 | 来島御膳 | 2,200円 | 来島海峡周辺の旬の魚介をバランスよく盛り込んだ彩り豊かな和食御膳(予約メニュー対応可) |
| 瀬戸内海・大三島の地魚料理 | しらす・いくら丼 | 2,180円 | 瀬戸内の釜揚げしらすと濃厚ないくらをたっぷりと相盛りにした海鮮丼 |
| 瀬戸内海・大三島の地魚料理 | 水軍海賊丼 | 1,980円 | 村上水軍のふるさとならではの多彩な新鮮魚介が乗った高コスパ海鮮丼(予約メニュー対応可) |
| 愛媛・今治ご当地定食&洋食 | エビフライ定食 | 1,780円 | サクサクの衣とプリプリの食感が楽しめるボリューム満点のフライ定食 |
| 愛媛・今治ご当地定食&洋食 | 今治名物 せんざんき定食 | 1,300円 | 下味をしっかり漬けてカラッと揚げた今治伝統の鶏唐揚げ「せんざんき」の定食 |
| 大三島ジビエ・地域資源活用 | イノシシフランクカレー | 1,300円 | 「しまなみイノシシ活用隊」が捕獲した大三島産イノシシの本格フランクフルトを乗せたカレー |
| 大三島ジビエ・地域資源活用 | イノシシコロッケカレー | 1,000円 | 臭みがなく旨味豊かな大三島産イノシシ肉のコロッケをトッピングしたご当地カレー |
マハタ料理を目当てに訪れる際に最も重要なのが、「数量限定」と「冬季フェアの提供ルール」に対する理解です。通年提供されている「マハタにぎり御膳(2,800円)」「マハタ御膳(2,600円)」「マハタ丼(2,600円)」はいずれも1日の提供食数が限られており、天候の良い週末や連休には昼のピークタイムを待たずに売り切れてしまうことがあります。
さらに、マハタの脂乗りが最高潮に達する毎年12月中旬から翌年3月頃(例:12月16日〜3月頃)にかけて開催される冬の名物企画「マハタ祭り」では、期間限定の「マハタにぎり定食(2,200円)」や「マハタ丼(2,500円)」に加え、土日祝日限定かつ1日わずか10食限定の特別メニュー「マハタ尽くし御膳(3,300円)」が登場します。
ここで注意したいのは、通常期の「マハタにぎり御膳」や「マハタ御膳」は団体や事前のレストラン予約メニューに対応している一方、冬季の「マハタ祭り」特別メニューは事前予約が一切不可となっており、当日の来店順での受付になるという点です。したがって、確実にマハタ料理、とりわけ土日祝10食限定の「マハタ尽くし御膳」を味わいたい場合は、レストラン開店時刻である11:00の15分〜30分前には現地に到着して待機しておくのが最も確実な攻略法です。
また、マハタと双璧をなす当レストランの名物が「平目丸ごと唐揚定食(3,300円/単品2,950円)」です。大三島の特産品である肉厚なヒラメを丸ごと一匹使い、熟練の火加減でじっくりと二度揚げ・高温揚げにすることで、ふっくらとした白身の旨味を閉じ込めつつ、ヒレや中骨、頭周りまでおせんべいのようにバリバリと香ばしく食べ尽くせる豪快な一品です。
もっと気軽に瀬戸内の海鮮を楽しみたい方には、1,980円という手頃な価格で生きたまま調理される新鮮なタイやタコなど旬の魚介をふんだんに盛り付けた「水軍海賊丼」や、「鯛にぎり御膳(2,300円)」「来島御膳(2,200円)」がおすすめです。このほか、過去の季節メニューや軽食展開として、マハタのアラから出る濃厚な出汁を生かした「マハタラーメン」や「マハタ煮付け定食」「鯛めし&そば」などが登場してきた歴史もあり、訪れるたびに瀬戸内の魚食文化の奥深さに触れることができます。
一方で、「魚介類が苦手な同行者がいる」「ご当地ならではの肉料理やカレーを食べたい」という方に強くおすすめしたいのが、「今治名物 せんざんき定食(1,300円)」と、「イノシシコロッケカレー(1,000円)」「イノシシフランクカレー(1,300円)」です。「せんざんき」とは、江戸時代から今治地方に伝わる鶏の唐揚げ料理で、醤油や生姜、ニンニクなどの特製ダレにしっかりと漬け込んで揚げたジューシーな味わいがご飯によく合います。
そして「イノシシコロッケカレー」と「イノシシフランクカレー」には、大三島の自然環境と農業を守るための深い背景があります。古くから「神の島」として崇敬を集めてきた大三島ですが、近年は野生のイノシシが急増し、島民が大切に育てたみかん畑や農作物を荒らす獣害が深刻な社会問題となっていました。
この課題に立ち向かうべく結成された「しまなみイノシシ活用隊」が、捕獲したイノシシを単なる害獣として処分するのではなく、大三島の豊かな自然が育てた「地域の恵み(ジビエ資源)」として丁寧に精肉・加工したのが、このコロッケとフランクフルトです。柑橘や木の実を食べて育った大三島の猪肉は脂の質が極めて良く、臭みが全くないどころか、サクサクのコロッケやパリッと弾けるフランクフルトから溢れ出す旨味がカレーのスパイスと絶妙に調和します。1,000円〜1,300円というリーズナブルな価格で、地域課題の解決にも貢献できる価値ある一皿です。
さらに、レストランに入らず屋外のテラスやベンチで気軽にグルメを楽しみたい方には、「多々羅フードコート」のテイクアウトメニューが最適です。ここにはボリューム満点のご当地バーガーや軽食のほか、ドライブやサイクリングの疲れを爽やかな甘みで吹き飛ばしてくれる「みかんソフト」や、愛媛県産の柑橘を100%使用した濃厚な「ストレートジュース」が揃っています。特に100%ストレートジュースは、温州みかんや伊予柑、不知火(デコポン)など柑橘の品種ごとに糖度や酸味、香りの個性が驚くほど異なるため、数種類を買い求めて多々羅大橋を眺めながら飲み比べを楽しむのが一番人気のスタイルです。
直売所・おすすめのお土産
お腹を満たした後にじっくりと巡りたいのが、しまなみ海道の道の駅で最大規模を誇る「多々羅売店(特産品センター)」と、地元の生産者が直納する農水産物直売所「上浦ふれあい屋台市」の2大ショッピングエリアです。
まず「多々羅売店」には、大三島や今治市、さらには愛媛県内の名産品を中心に約1,600点以上もの商品がずらりと並んでいます。柑橘加工品(ストレートジュース、飲むゼリー、缶詰、マーマレード、お菓子)から海産物、調味料、銘菓に至るまで圧倒的な品揃えで、ここ1ヶ所で四国・しまなみ海道のお土産選びがすべて完結します。
数ある商品の中でも、実際に購入した旅行者からの評価が高く、自宅用にも贈答用にも間違いのない特産品・お土産を厳選して紹介します。
まず調味料・海産物ジャンルで外せないのが、「伯方の塩 されど塩(藻塩・740円前後)」と「大島産 しまなみわかめ(580円前後)」です。大三島のすぐ隣にある伯方島や大三島は、古くから塩田による製塩業が盛んな土地として知られています。「されど塩(藻塩)」は、瀬戸内海の海水と海藻の旨味成分を凝縮して作られた薄茶色のまろやかな塩で、角のない塩味と豊かな磯の風味が特徴です。自宅で天ぷらのつけ塩やステーキ、おにぎり、焼き魚にひと振りするだけで料理の格が一段上がるため、料理好きの方へのお土産として絶大な人気があります。
また、「大島産 しまなみわかめ(580円前後)」は、日本三大急潮の一つである来島海峡周辺の激しい潮流にもまれて育った天然・養殖ワカメで、お湯に通すと鮮やかな緑色に変わり、肉厚でシャキシャキとした強い歯ごたえを楽しめます。さらに、自宅で手軽に愛媛の郷土料理を再現できる「愛媛 鯛めし(1パック・700円前後)」も定番の売れ筋商品です。愛媛県の鯛めしには、南予(宇和島)地方の「刺身をタレと卵黄で絡めて乗せる鯛めし」と、ここ今治を含む東予・中予地方の「焼いた鯛や身を昆布出汁でお米と一緒に炊き込む鯛めし」の2種類がありますが、このお土産パックを使えば、鯛の上品な出汁が一粒一粒に染み渡った本格的な今治流の炊き込み鯛めしを家庭の炊飯器で簡単に味わうことができます。
お菓子・スイーツ系のお土産としては、愛媛を代表する老舗菓子舗ハタダの銘菓「どら一(どらいち・1個200円前後)」や、素朴なサツマイモの甘みを生かした「芋吉(6個入り・650円前後)」が好評です。「どら一」は、ふんわりと焼き上げたどら焼きの皮に、北海道産小豆の粒あんと「伯方の塩」をほんのり効かせた特製バタークリームを挟んだ和洋折衷スイーツで、甘じょっぱい味わいがドライブ中のコーヒーのお供にもぴったりです。1個単位(200円前後)から購入できるため、車中泊のデザートとしてその場で食べるのにも向いています。
そして、売店の隣に併設されている農水産物直売所「上浦ふれあい屋台市(営業時間 9:00〜16:00)」は、まさに「柑橘の島・大三島」の真骨頂を体験できる市場です。瀬戸内海特有の温暖少雨な気候と、海面からの照り返しによる豊富な日照量、そしてミネラルを含んだ潮風に恵まれた大三島は、1年を通じて多種多様な柑橘が実る国内有数の産地です。
屋台市の店頭には、地元の農家が収穫したばかりの温州みかん、無農薬・減農薬の島レモン、伊予柑(いよかん)、八朔(はっさく)、甘夏、ネーブルオレンジ、ポンカン、デコポン(不知火)、清見(きよみ)といった旬の柑橘類が、産直ならではの格安価格で山積みにされています。同じ「みかん」でも、濃厚な甘みとコクを持つ温州みかんやデコポン、爽やかな酸味とほろ苦さが魅力の八朔や甘夏、果汁たっぷりでとろけるような果肉の清見など、時期ごとに主役が移り変わります。
さらに、冬から春にかけてのシーズンに訪れたなら絶対にチェックしたいのが、大三島産のいちご「あまおとめ」です。「あまおとめ」は愛媛県が育成したオリジナル品種のブランドいちごで、温暖な大三島の太陽を浴びて大粒で真っ赤に熟し、酸味が穏やかで糖度が非常に高いのが特徴です。採れたての朝採り野菜や「あまおとめ」、各種柑橘類は、1袋単位で買って車内で味わうのはもちろん、箱買いして地方発送(産地直送)の手続きをとることもできるため、クーラーボックスの容量を気にせず大量に購入することができます。
食後の腹ごなしに最適!公園内の絶景フォトスポットと体験
レストランでの食事や売店・屋台市での買い物を満喫した後は、ぜひ敷地内の海辺に広がる公園エリアを散策してみましょう。
まず立ち寄りたいのが、多々羅大橋を最も美しいアングルで背景に収められる「サイクリストの聖地」記念碑です。しまなみ海道が世界的なサイクリングロードとして認知される象徴となった石碑で、自転車のフレームや車輪を模した造形の中に多々羅大橋を入れて撮影できるフォトスポットとして、サイクリストだけでなくドライブ旅行者からも高い人気を集めています。また、公園内の海沿いに配置されたベンチは、海面近くの防護柵が視界に入らないよう周囲より数段高い位置に設計されており、腰を下ろした時にちょうど目の前に瀬戸内海と多々羅大橋のパノラマだけが広がるという、国土交通省の「四国八十八景」にも選定された緻密な景観設計が施されています。
さらに海辺の遊歩道を歩いていくと、白い支柱に吊るされた「しあわせの鐘(幸福の鐘)」が現れます。この鐘は、完成当時世界最長の斜張橋であった多々羅大橋と、フランスの「ノルマンディー橋」が姉妹橋提携を結んだことを記念して設置されたもので、鐘そのものが実際にフランスのノルマンディー地方で鋳造されて日本へと運ばれてきた由緒あるものです。穏やかな瀬戸内の海に澄んだ鐘の音を響かせれば、カップルや夫婦、家族連れの旅の素敵な記念になります。
また、時間が許せばぜひ体験していただきたいのが、多々羅大橋の主塔(高さ226m)の真下で体験できる「多々羅 鳴き龍(なきりゅう)」です。道の駅に併設された上浦レンタサイクルターミナルで自転車を借りるか、徒歩で多々羅大橋の自転車・歩行者専用道へ上がり、白くそびえる巨大な主塔の真下まで歩いていくと、「多々羅 鳴き龍」の案内看板と拍子木が置かれています。そこで手を強く叩くか拍子木を打ち鳴らすと、音が高さ226mの主塔の内部構造に幾重にも反響し、まるで龍が鳴きながら天へ昇っていくかのように「パーン、ビーン」と空へ向かって音が駆け上がっていく不思議な現象を体験できます。車で高速道路の本線を走り抜けるだけでは決して体験できない、多々羅しまなみ公園に車を停めた人だけの特別なアクティビティです。
周辺の温泉・入浴施設情報
車中泊や長距離ドライブ、サイクリングの1日を締めくくる上で欠かせないのが、旅の疲れを癒やすお風呂・温泉情報です。前述の通り、「道の駅 多々羅しまなみ公園」にはシャワーや入浴設備がありませんが、同じ大三島内には道の駅から車で約3分から15分という至近距離に、個性の異なる3つの日帰り温浴施設が点在しています。
それぞれの施設で「お湯の特徴(海水風呂か天然冷鉱泉か)」「入浴料金(300円台〜700円)」「営業時間(20時閉館か21時閉館か)」「定休日(火曜休館か水曜休館か)」が明確に分かれているため、自分が訪れる曜日や時間帯、重視するポイントに合わせて最適な一湯を選ぶことができます。
まずは3施設の主要データを一覧表で比較します。
| 施設名称 | 道の駅からの距離・所要時間 | 入浴料金 | 営業時間・最終受付 | 定休日 | 駐車場・主な設備・特徴 |
| 海洋温浴施設 マーレ・グラッシア大三島 | 車で約10~15分(約5.7km) | 大人700円 / 高齢者(65歳以上)560円 / 小人(3歳~小学生)350円 / 3歳未満無料 | 10:00~20:00(受付19:30札止め) | 毎週水曜日・2月第1火~木曜日(※年末年始の水曜は営業) | 無料駐車場60台 / 沖合400mの海水を温めた「塩湯」・夕日を望む4種の露天風呂・歩行浴・サウナ・食事処・産直売店 |
| 多々羅しまなみドーム 三島の湯 | 車で約5分(同じ上浦町井口地区内) | 大人560円 / 小人280円 | 10:00~21:00 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)・元日 | 無料駐車場106台 / 天然温泉(カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉)・露天風呂・サウナ・島内で最も遅い21時まで営業 |
| 多々羅温泉 しまなみの湯 | 車で約3~5分(同じ上浦町井口地区内) | 大人300円(~310円) / 高齢者(65歳以上)240円 / 小人150円(~160円) | 10:00~20:00(受付19:30まで) | 毎週火曜日(※祝祭日の場合は営業) | 無料駐車場40台 / 休憩所あり・大人300円台という圧倒的な低価格で入れる地域密着型の温泉施設 |
火曜日は「マーレ・グラッシア大三島」、水曜日は「三島の湯」または「しまなみの湯」を選ぶと定休日が重なりません。
- 道の駅からの距離車で約10~15分
- 営業時間10:00~20:00
- 最終受付19:30札止め
- 定休日毎週水曜日
- 無料駐車場60台
- 道の駅からの距離車で約5分
- 営業時間10:00~21:00
- 設備露天風呂・サウナ
- 定休日毎週火曜日
- 無料駐車場106台
- 道の駅からの距離車で約3~5分
- 営業時間10:00~20:00
- 最終受付19:30まで
- 定休日毎週火曜日
- 無料駐車場40台
1. 瀬戸内海の夕日と海水露天風呂を満喫「海洋温浴施設 マーレ・グラッシア大三島」
せっかくしまなみ海道に来たなら、お風呂からも瀬戸内海の絶景を楽しみたいという方に真っ先におすすめしたいのが、大三島の西岸・宮浦エリア(愛媛県今治市大三島町宮浦5902/TEL:0897-82-0100)にある複合型リラクゼーション施設「海洋温浴施設 マーレ・グラッシア大三島」です。道の駅から県道・国道を経由して約5.7km、車で約10〜15分の距離にあり、60台収容の無料駐車場が完備されています。
入浴料は大人(中学生以上)700円、高齢者(65歳以上)560円、小人(3歳〜小学生)350円、3歳未満無料で、障がい者手帳の提示による半額割引(大人350円等)やJAFカード等の優待割引にも対応しています。営業時間は10:00〜20:00(最終受付・札止め19:30)で、定休日は毎週水曜日および毎年2月の第1火・水・木曜日(施設オーバーホール日 ※年末年始の水曜日は営業)となっています。
この施設最大の魅力は、大三島の沖合約400mから汲み上げた清浄な海水をそのまま温めて利用する「タラソテラピー(海洋療法)」の考え方を取り入れた「海水風呂(塩湯)」です。弱アルカリ性の性質を持ち、海水に含まれる豊富なミネラルやイオン、カルシウム、マグネシウムを全身から吸収することで、新陳代謝の促進や老廃物の排出、自律神経の調整、血行促進に優れた効果を発揮します。湯冷めしにくく身体の芯からポカポカと温まるため、長時間の入浴は血行が良くなりすぎるほど温浴効果が高い名湯です。
浴室には、しまなみの海と島々を見渡せる露天風呂が4種類も設けられているほか、水圧で足のツボを刺激しながら水中歩行運動ができる歩行浴、マッサージバス、寝湯、イベント風呂、サウナなど計6種類以上の多彩な浴槽が揃っています。とりわけ日没前の夕方に入浴すると、目の前に広がる瀬戸内海と空が茜色から黄金色へと染まっていく感動的な夕日の絶景を、潮風に吹かれながら露天風呂で堪能することができます。
また、湯上がり後の設備も充実しており、海を眺められる健康増進室(リラクゼーションルーム)にはマッサージチェアやリラックスチェアが並び、リゾートホテルのような開放感を味わえます。ロビーの産直物販コーナーでは、地元の漁協(JF大三島)ならではの安い鮮魚や水産加工品、レストランで作られた手作り惣菜、冷凍食品、地元の柑橘や野菜が販売されており、スーパーマーケット感覚で車中泊のお惣菜や晩酌のおつまみを買い足すことも可能です。さらに館内レストランは平日(月・木・金)が11:00〜15:30(15:00オーダーストップ)の営業ですが、土日祝日は昼営業に加えて17:00〜19:00(18:30オーダーストップ)のディナー営業も実施しているため、週末の車中泊ユーザーにとって夕食と入浴を一度に済ませられる極めて頼もしい存在です。なお、タオルや石けん、シャンプー類は持参するか受付で購入する方式のため、車内から入浴セットを持って入館しましょう。すぐ近く(約1.3km・車で約3分)には、樹齢約2600年の大楠や全国の国宝・重要文化財の武具甲冑類の約8割が集まる名社「大山祇神社」もあるため、参拝とセットで訪れるのが王道ルートです。
2. 夜21時まで営業&106台の広大な駐車場「多々羅しまなみドーム 三島の湯」
「道の駅からすぐ近くで、夜20時を過ぎてもゆっくり入れる天然温泉がいい」「キャンピングカーや大型ミニバンでも余裕で停められる広い駐車場が欲しい」という方に一押しなのが、道の駅と同じ上浦町井口地区の上浦多々羅スポーツ公園内(愛媛県今治市上浦町井口7074-20/TEL:0897-87-2114)にある「多々羅しまなみドーム 三島の湯」です。
道の駅から車で約5分という近さにあり、入浴料は大人560円、小人280円とワンコイン強の手頃な料金設定になっています。営業時間は10:00〜21:00で、定休日は毎週火曜日(火曜が祝日の場合は翌日休館)および元日(1月1日)です。無料駐車場は106台分と非常に広く、夜間でも安心して駐車できます。
こちらは海水風呂ではなく、地中から湧出する「カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性・中性・冷鉱泉/源泉温度20.7℃)」を加温した本格的な天然温泉です。高張性の塩化物泉であるため温泉成分が肌にしっかりと付着して熱の放散を防ぎ、冷え性、皮膚乾燥症、切り傷、慢性婦人病、疲労回復などに効能があります。館内には内湯だけでなく露天風呂とサウナも完備されており、大三島内の温浴施設の中で唯一「夜21:00まで」営業しているため、夕方にしまなみ海道へ到着したドライバーでも焦らずに湯浴みを楽しめます。入浴後はわずか5分のドライブで「道の駅 多々羅しまなみ公園」の第2駐車場へ戻り、湯冷めしないうちにそのまま就寝できるのが最大のメリットです。
3. 大人300円台の圧倒的コストパフォーマンス「多々羅温泉 しまなみの湯」
旅の出費をできるだけ抑えつつ、地元の人々に愛される素朴で温かみのある温泉に浸かりたい方におすすめなのが、同じく上浦町井口エリア(愛媛県今治市上浦町井口7851/TEL:0897-87-4100)に位置する「多々羅温泉 しまなみの湯」です。
道の駅から車で約3〜5分という至近距離にあり、無料駐車場も40台分備わっています。営業時間は10:00〜20:00(最終受付19:30)で、定休日は毎週火曜日(※火曜日が祝祭日の場合は営業)です。
最大の特徴は何といってもその驚異的な低料金で、入浴料は大人(中学生以上)300円(改定時期により310円)、高齢者(65歳以上)240円、小人(3歳以上小学生以下)150円(〜160円)、障がい者150円という、都市部の銭湯の半額以下ともいえる破格の設定になっています。館内には湯上がりに足を伸ばせる休憩所もあり、ドライブやサイクリングの途中に300円台で気軽に汗を流せるスポットとして重宝されています。
ここで大三島での車中泊・ドライブ計画における非常に重要なテクニックとして、「火曜日と水曜日の定休日の使い分け」を覚えておきましょう。道の駅に近い井口エリアの「多々羅しまなみドーム 三島の湯」と「多々羅温泉 しまなみの湯」は、どちらも「毎週火曜日」が定休日となっています。一方、宮浦エリアの「マーレ・グラッシア大三島」は「毎週水曜日」が定休日です。
したがって、火曜日に「道の駅 多々羅しまなみ公園」で車中泊や休憩をする場合は迷わず「マーレ・グラッシア大三島」へ向かい、反対に水曜日に訪れる場合は「三島の湯」または「しまなみの湯」を選ぶことで、どの曜日に大三島を訪れても確実に入浴施設を利用することができます。
まとめ:道の駅「多々羅しまなみ公園」はこんな人におすすめ!
愛媛県今治市(大三島)にある「道の駅 多々羅しまなみ公園」の基本スペックからアクセス、車中泊のしやすさ(路面の平坦さ・夜間の静かさ・24時間トイレの注意点)、幻の高級魚マハタをはじめとする必食グルメ、直売所の柑橘・お土産、そして車で数分〜15分圏内の温泉・温浴施設3選までを詳しく解説しました。
最後に、この記事の結論として「道の駅 多々羅しまなみ公園」が特におすすめな人の特徴を箇条書きでまとめます。
- しまなみ海道の絶景を間近に見ながらドライブ休憩や散策を楽しみたい人:大三島ICから車でわずか1分で到着でき、国内最長級の斜張橋「多々羅大橋」と瀬戸内海の多島美を正面から一望できます。「サイクリストの聖地碑」やフランス・ノルマンディーから海を渡ってきた「しあわせの鐘」、橋の主塔下で体験できる「多々羅 鳴き龍」など、記憶に残る見どころが満載です。
- 静かで平坦な環境で快適に車中泊をしたい人:第1・第2駐車場ともに路面がフラットで傾きがなく、島々に囲まれた瀬戸内海の内海に面しているため波の音や強風に悩まされません。夜間は通過車両も少なく驚くほど静かです。屋外の24時間トイレにはウォシュレットがないため携帯用の衛生用品を準備し、駅舎正面で安心感のある「第2駐車場」を利用するのがベストです。
- 「幻の高級魚マハタ」をはじめとする新鮮な海鮮・ご当地グルメを堪能したい人:数量限定の「マハタにぎり御膳(2,800円)」や冬季(12月中旬〜3月頃)の「マハタ祭り」限定メニュー、骨まで食べられる「平目丸ごと唐揚定食(3,300円)」、コスパ抜群の「水軍海賊丼(1,980円)」、大三島ジビエを生かした「イノシシコロッケカレー(1,000円)」など、ここでしか出会えない美食が揃っています。
- 本場の島みかん・柑橘類やしまなみ海道のお土産をまとめ買いしたい人:約1,600点以上の商品を揃えるしまなみ海道最大規模の「多々羅売店」と、16:00まで営業する農水産物直売所「上浦ふれあい屋台市」があり、旬の柑橘類やブランドいちご「あまおとめ」、100%ストレートジュース、伯方の塩(藻塩)、今治の鯛めしのもとなどを現地ならではの価格と鮮度で購入できます。
- 瀬戸内海の夕日を望む露天風呂や天然温泉とセットで旅の疲れを癒やしたい人:車で約10〜15分の「マーレ・グラッシア大三島(大人700円・水曜休)」では夕日と海水露天風呂を、車で約5分の「多々羅しまなみドーム 三島の湯(大人560円・火曜休・21時まで営業)」では天然冷鉱泉と大駐車場を、車で約3〜5分の「多々羅温泉 しまなみの湯(大人300円台・火曜休)」では格安の地域温泉を、曜日や予算に合わせて自在に使い分けることができます。
冬季(1月中旬〜3月中旬)の毎週木曜定休や、レストラン・屋台市の閉店時間(15時〜16時)といったポイントさえ事前に押さえておけば、ドライブでも車中泊でも最高の満足度を得られる道の駅です。ぜひ次回のしまなみ海道・四国ドライブでは、「道の駅 多々羅しまなみ公園」を旅のメイン拠点に組み込んでみてください。

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