愛媛県伊予市双海町(ふたみちょう)の海岸線沿いに位置する「道の駅 ふたみ(ふたみシーサイド公園)」は、「日本一の夕日のまち」として全国に知られる双海エリアの中核を担う観光・休憩拠点です。目の前には穏やかな伊予灘の海原がパノラマで広がり、人工海浜の砂浜や階段式護岸の「夕日の観覧席」、そして「恋人岬」や「夕日のミュージアム」など、ドライブ旅行の目的地として圧倒的なロケーションを備えています。
さらに注目すべき動向として、道の駅ふたみは指定管理者の変更に伴う2026年3月22日の一時閉店を経て、2026年4月から5月にかけて段階的なリニューアルオープンを実施しました。1972年創業の老舗の味を受け継ぐ新テナントの参入や、海を一望できる2階レストランの営業再開、長らく愛されてきた名物ソフトクリームの復活など、グルメと特産品の魅力が大きく進化しています。一方で、車中泊や夜間休憩を計画しているドライバーにとっては、「22:00〜翌5:00における西側駐車場の閉門ルール」や「夜間の大型車駐車枠ゼロ」「国道378号沿い特有の交通環境」など、現地に到着してから慌てないために把握しておくべき重要な運用条件が存在します。
この記事では、四国・愛媛エリアで絶景シーサイドドライブや車中泊旅、ご当地グルメ巡り、そして日帰り温泉を楽しみたい旅行者に向けて、道の駅ふたみの基本設備やアクセス動線、車中泊の快適度と駐車場選びの鉄則、2026年リニューアル後の必食グルメ・お土産、さらには車で約20分圏内の天然温泉・入浴施設までを徹底的に解説します。
道の駅「ふたみ」の基本情報とアクセス
道の駅ふたみ(ふたみシーサイド公園)は、国道378号(夕やけこやけライン)と伊予灘の海岸線の間に整備された海浜公園一体型の道の駅です。まずは、旅行計画の基礎データとなる営業時間、定休日、駐車場台数、および各種設備の仕様を整理します。
営業時間・定休日・設備一覧
以下の基本情報一覧表は、国土交通省四国地方整備局の公式データおよび伊予市観光協会、ならびに2026年4月以降の最新リニューアル営業情報を統合したものです。
| 項目 | 詳細データ・運用状況 |
| 住所 | 〒799-3207 愛媛県伊予市双海町高岸甲2326 |
| 電話番号 | 089-986-0522(施設代表)/ 089-909-6620(2階レストラン モンドブルー) |
| 営業時間(全体・産直) | 特産品センター「海山産直あさひさん」:8:30~17:00(季節・基準により8:30~18:00または9:00~18:00) |
| 営業時間(レストラン) | 2階「渚のレストラン モンドブルー」:11:00~16:00(通常期は11:00~17:00/L.O.16:30、または~18:00) |
| 営業時間(テイクアウト) | カフェ・ド・フタミ/ユンゲ モルゲン/軽食・揚げ物各店:9:00~17:00(一部店舗は11:00~16:00) |
| 定休日 | 第3火曜日(7月・8月は無休/一部テナントは毎週木曜・不定休、旧基準では火曜・年末年始の表記あり) |
| 駐車場(昼間総台数) | 普通車121台 / 大型車3台 / 身障者用1台(※旧登録基準では普通車76台・大型2台の記載あり) |
| 駐車場(夜間24時間利用可能) | 普通車40台 / 大型車0台 / 身障者用0台(※22:00~5:00は西側・長浜側駐車場が閉門) |
| 24時間トイレ | あり(洋式ウォシュレット完備・24時間利用可能) |
| Wi-Fi | あり(館内および周辺エリア対応) |
| ゴミ箱 | 屋外・駐車場への常設ゴミ箱なし(車中泊や持ち込みゴミは原則持ち帰り、購入容器は各店舗へ) |
| 夏季限定設備 | 7月・8月はシャワー(2分:100円)および更衣室(無料)の利用が可能 |
| ペット同伴ルール | ペット(犬・猫等)を連れての施設建物内の入場は禁止 |
| 併設温泉 | なし(車で約15分~20分の伊予市街地に天然温泉・大浴場あり) |
道の駅ふたみの施設運用において特に理解しておくべき仕組みは、季節による営業体制の変動と、2026年春の指定管理者交代に伴うテナント運営方式のアップデートです。目の前に広がる砂浜が海水浴場として賑わう7月・8月の夏季期間中は、通常期の定休日である第3火曜日も休まず無休で営業が行われ、海水浴客やマリンレジャー客向けに「2分100円のシャワー設備」と「無料の更衣室」が開放されます。海辺で波遊びや砂浜散策を楽しんだ後、すぐに塩分や砂を洗い流してドライブを再開できる点は、シーサイドパーク型道の駅ならではの大きな利点です。
また、2026年4月からのリニューアルオープンに伴い、2階レストラン「モンドブルー」や1階の新カフェ「カフェ・ド・フタミ」などでは、入口で食券を購入する「券売機スタイル(現金決済のみ)」が導入されています。キャッシュレス決済が普及するなかにあっても、現地のテナント利用には千円札や硬貨が必須となる場面が多いため、立ち寄り前に現金を準備しておくとスムーズに買い物や食事を楽しめます。さらに、愛犬などを連れたペット同伴旅行者にとっては、衛生管理上の理由から「ペットを連れての施設建物内への入場が禁止」されている点に注意が必要です。屋外の砂浜や階段式護岸は潮風を感じながらの散歩コースとして非常に魅力的ですが、産直市や館内テナントを利用する際は、同伴者と交代で入店するか、屋外から直接利用できる売店・ベンチを活用する工夫が求められます。
アクセスとマップ
道の駅ふたみへの車でのアクセスは、松山自動車道の「伊予IC」または松山市中心部から、伊予灘の海岸線を走る国道378号(通称:夕やけこやけライン)を経由するルートが基本となります。主要拠点からの走行ルートと所要時間・距離の関係は以下の通りです。
| 出発拠点 | 推奨アクセスルート | 走行距離・所要時間の目安 | ルート上の特徴・立ち寄り連携 |
| 松山自動車道「伊予IC」 | 国道378号を長浜・大洲方面へ南西へ走行 | 車で約20分 | 高速道路を降りてから信号が少なくスムーズに海岸線へ合流可能 |
| 松山市中心部(道後・大街道) | 国道56号から国道378号(夕やけこやけライン)経由 | 車で約40分 | 松山観光や道後温泉と組み合わせた半日〜1日ドライブに最適 |
| 伊予市街地(いよ温泉・郡中) | 国道378号を双海・長浜方面へ海岸線沿いに南下 | 約12km・車で約15分~20分 | 車中泊前後の温泉入浴や市街地での買い出し動線として機能 |
| JR予讃線「下灘駅」 | 国道378号を双海町内で大洲・長浜方面へ走行 | 車で約5分~10分 | 写真撮影・海鑑賞(滞在目安60~90分)とのセット周遊が王道 |
アクセス路となる国道378号「夕やけこやけライン」は、単なる観光専用道路ではなく地域の主要幹線道路として整備された道でありながら、全国のシーサイドロードのなかでも稀有な走行快適性を誇ります。愛媛県の白地図を「駆ける犬の姿」に見立てた場合、そのピンと伸びた背筋の部分に相当するのが伊予灘の海岸線であり、国道378号はその海岸線に隙間なく寄り添うように伸びています。
一般的な海沿いの国道は、切り立った断崖や複雑に入り組んだリアス式海岸を通るため、急勾配やブラインドカーブが連続し、運転手や同乗者が車酔いや疲労を感じやすい傾向にあります。しかし、夕やけこやけラインは海面がすぐ隣に迫るほど海抜が低く平坦な地形を走り、なおかつ見通しの良い直線と緩やかなカーブで構成されています。そのため、運転初心者や車高の高いキャンピングカー、大型バイクのツーリングであっても横揺れや加減速のストレスが極めて少なく、ドライバーの目線の高さに広がる穏やかな伊予灘の水平線を楽しみながら爽快に駆け抜けることができます。また、路線沿いの随所に駐車スペースが設けられているほか、近隣にはかつて日本一海に近い駅として知られたJR予讃線「下灘駅」が位置しています。下灘駅は列車の運行本数が限られており、写真撮影とホーム横のベンチで波音を聞く時間を合わせて60〜90分ほどの滞在が目安となるため、下灘駅での散策と道の駅ふたみでのランチ・夕日鑑賞を組み合わせることで、時間効率と満足度を最大化したドライブコースが完成します。
車中泊・休憩のしやすさを徹底チェック!
道の駅ふたみは、24時間無料で利用できる駐車場と清潔なトイレを完備しており、四国一周ドライブや愛媛沿岸の車中泊旅における重要な中継地点として機能しています。一方で、昼間の観光利用と夜間の車中泊利用とでは駐車場の開放条件が大きく変化するため、現地の空間構造と夜間ルールを正確に把握しておく必要があります。
西側(長浜側)駐車場は22:00〜翌5:00まで閉門するため、車中泊時は東側駐車場を利用します。
駐車場の傾斜と夜間の静かさ
道の駅ふたみの駐車場は、昼間の全体容量としては普通車121台、大型車3台、身障者用1台という十分な規模を備えています。1台あたりの区画スペースも全国の道の駅の平均寸法と比較して「やや広め」に設計されており、車幅のあるミニバンや軽キャンピングカーでも隣接車両との間隔にゆとりを持って駐車できます。さらに、海岸沿いに造成されたフラットな敷地であるため路面の傾斜がほとんどなく、レベラー(段差解消スロープ)を使用しなくても車内で水平かつ自然な就寝姿勢を確保できる点は、車中泊ユーザーにとって大きなメリットです。
しかしながら、道の駅ふたみで車中泊や夜間休憩を行う際に最も注意しなければならないのが、夜間における駐車場の閉鎖運用です。毎日22:00から翌朝5:00までの時間帯は、防犯および夜間の騒音・迷惑行為防止の観点から、西側(長浜・大洲側)の駐車場が物理的に閉門されます。この閉門措置により、22時以降も継続して24時間利用できる駐車スペースは東側(松山・伊予市街地側)の区画のみに限定され、利用可能台数は「普通車40台のみ(大型車0台・身障者用0台)」へと3分の1以下に縮小します。
この運用メカニズムから導き出される重要な教訓が2つあります。第1に、夕日鑑賞のために日没前に到着した際、見晴らしの良い西側駐車場に車を停めてそのまま夕食や仮眠に入ってしまうと、22時の閉門時間に移動を余儀なくされるため、車中泊を目的とする場合は到着時点から必ず東側駐車場を選択する必要があるということです。第2に、夜間は大型車の駐車枠が1台も存在しないため、大型バスコンや牽引トレーラーなどの特大車両での車中泊には適さない一方、普通車枠を利用する一般の車中泊旅行者にとっては「夜間を通じて大型トラックのアイドリング音や低周波振動に悩まされるリスクが極めて低い」という副次的なメリットが生まれることです。
一方で、夜間の静粛性や治安面については客観的な視点から対策を講じておく必要があります。駐車場が主要幹線である国道378号に直接面しているため、夜間であっても一定の通過車両による走行音(ロードノイズ)が発生します。また、駐車場内の街灯はしっかり整備されて夜間も明るいものの、海沿いの開放的な立地ゆえに、週末などの夜間には若者やドライブ客のたまり場となり、話し声や車の出入り音が気になるケースがあることも複数の実地調査で指摘されています。したがって、物音に敏感な方が車中泊を行う場合は、国道378号から少しでも離れた海側・建物寄りの区画を選び、窓全面を覆う断熱マルチシェードや耳栓を活用することで、波音を感じながら安眠できる環境を整えることができます。
24時間トイレの清潔感
車中泊や長距離ドライブの休憩において、旅の快適度を決定づける最重要設備が24時間トイレです。道の駅ふたみのトイレは、2021年および2026年の施設リニューアルを経ていることもあり、外観・内部ともに現代的で清潔感にあふれています。実際に現地で車中泊を体験した旅行者のレビューにおいても、「駐車場が24時間利用可能で、トイレが綺麗で快適に車中泊できた」として、5点満点中「4.5」という非常に高い車中泊快適度スコアが付けられています。
洋式の温水洗浄便座(ウォシュレット)が整備されていることはもちろん、日常的な清掃管理が行き届いているため、海浜公園併設のトイレにありがちな砂汚れや不快な臭いが抑えられています。夜間もトイレの建物周辺や駐車場からの歩道には十分な照明が点灯しているため、足元が暗くて危険を感じることはなく、虫の飛来も比較的少ないため、女性や小さな子ども連れのファミリーでも夜間・早朝に安心して利用できます。洗面台スペースも清潔で使いやすく、翌朝の洗顔や歯磨きを気持ちよく行える環境です。
ただし、トイレおよび駐車場利用にあたって事前に準備しておくべき設備上の制約が2点あります。1点目は、道の駅ふたみの屋外や24時間トイレ周辺には、車中泊ユーザーや一般ドライバーが家庭ゴミ・持ち込みゴミを捨てられる常設のゴミ箱が設置されていないことです。施設内のテイクアウト店舗で購入した飲食物の容器は各店舗で回収してもらえますが、車中泊で発生したゴミはマナーとしてすべて密閉袋に入れて持ち帰る必要があります。2点目は、道の駅のすぐ徒歩圏内には深夜営業のコンビニエンスストアや銭湯・入浴施設が存在せず、少し車を走らせる必要があることです。そのため、日没前に道の駅ふたみへ入る前に、伊予市街地方面で入浴や夜間の飲料・軽食の買い出しを済ませておくことが、快適でトラブルのない車中泊を実現する秘訣です。
ここがおすすめ!「ふたみ」の必食グルメとお土産
道の駅ふたみの最大の魅力の一つが、伊予灘の豊かな海の幸と双海・伊予エリアの特産品を活かした絶品グルメです。指定管理者の変更に伴い2026年3月22日に一旦閉店した道の駅ふたみは、2026年4月3日の産直市再開を皮切りに、4月25日のレストラン再開、4月30日の新規テナント2店舗オープンと、2026年ゴールデンウィークに向けて段階的なリニューアルを遂げました。
2026年4月より順次オープン・再開した注目ショップと看板メニューの価格一覧です。
伊予灘を一望する特等席レストラン。券売機スタイル(現金のみ)で揚げたてハモカツやうどん・カレーを提供。
1972年創業の老舗「モルゲン」の味を受け継ぐ3代目ショップ。無添加手作りソーセージとハンバーグが名物。
双海名物の「夕焼けソフト」が復活!入口左手の券売機(現金のみ)でコーヒーや日替わりみかんジュースも購入可能。
恋人の聖地にちなんだハート型じゃこ天や、老舗・閏木醤油を使った甘じょっぱいソフト、炊き込み鯛めしが大人気。
レストラン・テイクアウト情報
2026年春のリニューアルによってさらに充実した道の駅ふたみの飲食テナントの中から、現地を訪れたら絶対に味わっておきたい必食グルメ5選と、各店舗の背景・特徴を詳しく解説します。
1. 2階「渚のレストラン モンドブルー(Monde Bleu)」の揚げたてハモカツと絶景ランチ
施設1階の階段を上がった2階フロアに位置する「渚のレストラン モンドブルー」は、大きな窓一面に空と伊予灘の「あおい世界」が広がる絶景レストランです。テーブル席やカウンター席、座敷に加え、晴れた日には潮風を直接感じられる開放的なテラス席での食事も楽しめ、記念日やデートのランチスポットとしても高い人気を集めてきました。2021年5月のリニューアル時に誕生したこのレストランは、従来は日替わりランチ(1,100円〜)やワイルドプレート(1,500円)、伊予黒毛和牛ステーキ丼(4,500円)、カレー類(1,200円〜1,700円)、パスタ類(1,500円〜1,600円)、ドリンク&ミニスイーツセット(500円)などを提供していましたが、2026年4月25日からのプレオープン営業再開に伴い、より気軽に立ち寄りやすいスタイルへと進化しました。
2026年再開後の最大の特徴は、事前精算の「券売機スタイル(現金決済のみ)」が導入され、うどん、カレー、定食といったドライブ客が素早く注文して味わえるメニュー構成になった点です(14時以降はカフェメニューも提供)。その中でも双海を訪れたなら必ず注文したい看板グルメが、地元産の高級魚・鱧(ハモ)を惜しみなく使った「ハモカツ(500円)」です。注文後に揚げたて熱々の状態で提供されるハモカツは、きめ細かな衣がサクサクと香ばしく、中から現れる鱧の白身は驚くほどふわっと柔らかで、噛むほどに上品な脂と旨みがじゅわっと広がります。美しい双海の海を眼下に眺めながら味わう揚げたてのハモカツは、ワンコイン500円とは思えない贅沢な満足感をもたらしてくれます。
2. 新店「ユンゲ モルゲン」のハンバーグBOXと無添加手作りソーセージ
2026年4月30日、道の駅ふたみの1階に新規オープンし、愛媛県内のグルメファンの間で大きな話題を呼んでいるのが「ユンゲ モルゲン(Junge Morgen)」です。この店舗のルーツは、1972年に松山市宮西(フジグラン松山近く)で創業した伝説的なドイツ料理・フランクフルトの老舗「モルゲン」にあります。創業以来、無添加・手作りにこだわった本格ソーセージで松山市民に愛され続けた「モルゲン」は、店舗前の道路拡幅事業に伴って久万高原町の旧柳井川小学校跡へと移転しましたが、その伝統の味を3代目の若い世代が継承し、さらなる成長を目指すチャレンジショップとして誕生したのが“若いモルゲン”を意味する「ユンゲ モルゲン」です。2025年11月から2026年3月まで久万高原町の商店街「ゆりラボ」での営業を経た後、次のステップとしてここ双海シーサイド公園への出店を果たしました。
これまで山間部の久万高原町まで足を運ばなければ食べられなかった老舗モルゲンの味が、双海の海辺でテイクアウトとして気軽に楽しめるようになった意義は極めて大きいと言えます。注目の提供メニューは、肉汁あふれるジューシーなハンバーグを詰め込んだ「ハンバーグBOX(1,000円)」や平日限定の「ハンバーグ丼」、無添加ならではの肉の旨みとパキッとした皮の食感が際立つ「焼きソーセージ(400円)」、さらにドライブ中のワンハンドグルメに最適な「ホットドッグ(600円)」や「ポテサラサンド」です。青空と伊予灘を背景に頬張る本格ドイツソーセージとハンバーグは、道の駅ふたみの新しい代名詞となっています。
3. 新店「カフェ・ド・フタミ」で完全復活した名物「夕焼けソフト」とこだわりドリンク
同じく2026年4月30日にオープンした「カフェ・ド・フタミ」は、双海ドライブに欠かせないスイーツとドリンクの専門店です。かつて道の駅ふたみでは、産直市のレジカウンターで販売されていた「夕焼けソフト(夕日ソフトクリーム)」が名物となっていましたが、今回のリニューアルに伴って新テナント「カフェ・ド・フタミ」へと引き継がれ、待望の復活を遂げました。
双海の茜色の夕日をモチーフにした夕焼けソフトは、なめらかな口溶けと爽やかな甘みが特徴で、海の青や夕焼け空にかざして写真を撮る観光客が後を絶ちません。店舗入口の左手に設置された券売機(現金のみ)で食券を購入する仕組みとなっており、夕焼けソフトのほかにも、潮風に合う香り高い「ふたみシーサイドコーヒー(本日のコーヒー)」や、日替わりで品種や味わいが変わる「本日のみかんジュース」をテイクアウトできます。
4. 恋人の聖地が育んだハート型「ラブじゃこ天」と揚げたてじゃこ天
愛媛・双海のローカルフードとして圧倒的な支持を集めているのが、近海の新鮮な小魚をすり身にして油で揚げた「じゃこ天」です。従来は公園施設内にあった店舗が公園のすぐ横に「ふたみじゃこ天」としてリニューアルオープンしているほか、1階フロアの「揚げもの一番」でも揚げたてのじゃこ天や唐揚げ、オリジナル揚げ物を提供しており、車や自転車を降りてすぐに熱々を買い求めることができます。
定番の「じゃこ天(170円)」や「鯛めし(450円)」と並んで特に高い人気を誇るのが、双海が「恋人の聖地」に選定されていることにちなんで開発されたハート型の「ラブじゃこ天(90円)」です。かわいらしいハートの見た目からカップルや女性旅行者に大人気である一方、すり身の濃厚な旨みと絶妙な塩加減、プリッとした弾力から「ここのじゃこ天が一番おいしい」と太鼓判を押して買いに来る地元の常連客も数多く存在します。1枚90円という手軽さで本場の味を堪能できるため、ドライブの休憩時に必ず味わいたい一品です。
5. 老舗・閏木醤油の三歳醤油が香る「しょうゆソフト」と多彩な館内・周辺グルメ
双海エリアの隠れた名物スイーツとしてぜひ試していただきたいのが、地元・下灘で100年以上の歴史を誇る「閏木(うるき)醤油工場」の『三歳(みとせ)醤油』を使用した「しょうゆソフト(550円)」です。醤油とソフトクリームという意外な組み合わせですが、一口食べると濃厚なミルクのコクの中に長期熟成醤油の香ばしい風味がふんわりと立ち上がり、極上の塩キャラメルやみたらし団子を思わせる「甘じょっぱい味わい」に魅了されます。
さらに、道の駅ふたみの1階フロア(「海風ごはん通りなだなだ」等のテナントエリア)および双海町内には、他にも個性豊かなグルメが集結しています。松山市花園町の人気居酒屋「艶吉」の姉妹店として、海の家のような気軽な雰囲気で海鮮ラーメンやカレーを提供する「TSUYAKICHI」や、ハート型にカットされた真っ赤な苺ともりもりのホイップをもっちり生地で包んだ「イチゴクレープ」・ナンにチキンを挟んだ「ナンバーガー」・スムージーなどを提供する「カフェ ラ・マーレ」、さらにはボリューム満点のローストチキン専門店など、多彩なラインナップが揃っています。また、双海町内の周辺スポットに目を向ければ、下灘の豊田漁港で水揚げされた魚だけを使い、地元漁師の奥さんたちが機械を使わず手作業で骨切りしたふわふわの鱧で作る「鱧カツバーガー」や「鱧入りじゃこ天」、上灘の魚仲卸業者が伊予市中山町産の麺と自家製無添加チャーシュー・メンマで作る「ハモ出汁ラーメン(醤油・塩)」など、双海全体で鱧と鮮魚の奥深い食文化を体験することができます。
直売所・おすすめのお土産
2026年4月3日に先行してリニューアルオープンした特産品センター「海山産直あさひさん」は、朝8時30分から営業を開始するため、車中泊の翌朝に朝食を調達したり、帰宅前に双海ならではの特産品を購入したりするのに最適な直売所です。また、1階フロアには新鮮な海の幸を使った魚惣菜が並ぶ「上灘水産」や、カツサンド・たまごサンドなどの軽食とビーチサンダル・タオル・砂遊びグッズなどの海雑貨を扱う「Two seas hi shop」も並び、買い物環境が非常に充実しています。
以下の表は、直売所「海山産直あさひさん」および館内売店で購入できる代表的なおすすめお土産・特産品を整理したものです。
| 商品・特産品カテゴリ | 代表的な商品名・ブランド | 価格・仕様の目安 | 特徴・おすすめの選び方 |
| ご当地弁当・鯛めし | 大崎商店「鯛めし」 | 税込438円(パック詰) | 愛媛中予地方伝統の「炊き込みタイプ」の松山鯛めし。ドライブ中の昼食や車中泊の食事に最適 |
| 伝統醸造調味料 | 閏木(うるき)醤油の手づくり醤油 | 各種ボトル販売 | 昔ながらの手作業で1年かけて熟成させた少し甘めの醤油。刺身や煮物、卵かけご飯と相性抜群 |
| 農産物・旬の柑橘類 | 地元契約農家の朝どれ野菜・柑橘類 | 産地直売価格 | 伊予灘の潮風と太陽を浴びて育った温州みかんや中晩柑、新鮮な季節野菜が毎朝入荷 |
| 地域認定ブランド品 | 『ますます、いよし。ブランド』認定品 | 加工品・特産品各種 | 伊予市が品質と地域性を厳選認定した特産品ラインナップ。贈答用や職場へのお土産に好適 |
| 海産物・お惣菜・珍味 | 双海産いりこ/上灘水産の魚惣菜/珍味 | 袋詰・パック販売 | 良質な伊予灘産の煮干し(いりこ)、タコカマやハギロール等の珍味、手作り魚惣菜など酒の肴にも最適 |
直売所での買い物において特に見逃せないのが、大崎商店の「鯛めし(税込438円)」と「閏木醤油の手づくり醤油」の2品です。愛媛県の鯛めしには、南予(宇和島)エリアの「刺身をタレと卵黄に絡めるタイプ」と、中予(松山・伊予)エリアの「焼いた鯛を昆布出汁と醤油で米と一緒に炊き込むタイプ」の2種類がありますが、ここ双海で販売されているのは後者の炊き込みタイプです。438円という手頃な価格でありながら、鯛の旨みがご飯の芯まで染み渡っており、海を眺めながら食べるランチや車中泊時の夕食として圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。また、1年かけて手作業で熟成された閏木醤油の甘口醤油は、愛媛県民にとっては懐かしく、県外からの旅行者にとっては新鮮な驚きがある逸品であり、自宅に帰ってからも双海旅の余韻を食卓で再現できる最高のお土産となります。
周辺の温泉・入浴施設情報
道の駅ふたみには通年営業の温泉や入浴施設が併設されていないため、車中泊やツーリング、海水浴の後に汗を流したい場合は、国道378号を伊予市街地(郡中)方面へ北東に約12km(車で約15分〜20分)走ったエリアにある温浴施設を利用するのが最も合理的です。
以下の表は、道の駅ふたみからアクセスしやすい伊予市内の代表的な2大入浴施設「天然の湯 いよ温泉」と「ウェルピア伊予 大浴場『伊豫の湯』」の基本スペックを比較した一覧です。
| 施設項目 | 天然の湯 いよ温泉(いよプリンスホテル併設) | ウェルピア伊予 大浴場「伊豫の湯」 |
| 施設名 | 天然の湯 いよ温泉 | ウェルピア伊予 大浴場「伊豫の湯」 |
| 住所・アクセス | 愛媛県伊予市灘町16(JR伊予市駅徒歩約7分・郡中駅徒歩約3分) | 愛媛県伊予市下三谷1761-1(電話番号:089-983-4500) |
| 道の駅からの距離 | 約12km(国道378号経由で車で約15分~20分) | 約14km(伊予市街地経由で車で約20分~25分) |
| 入浴料 / 営業時間 | 大人550円・小人300円(2歳まで無料) / 9:30~22:30(札止め22:00) | 大人500円・小人300円(特典時大人300円) / 12:00~23:00(火・水は15:00~、札止め22:30) |
| 定休日・休館日 | 無休(年2回保守点検休あり/2026年11月11日~13日は臨時休業) | 年中無休(火曜・水曜のみ15:00営業開始) |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約40台) | 大型無料駐車場完備 |
| 泉質・浴槽設備 | ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(源泉名:灘の湯温泉)/主浴・露天・ジェット・水風呂・遠赤外線サウナ | 広々とした開放的な大浴場(※約60℃の低温トロンサウナは現在利用中止) |
| アメニティ・特典 | シャンプー・ボディソープ完備、受付で歯ブラシ・カミソリ・シャワーキャップ各1個無料配布(タオル販売100円) | レストラン五色、喫茶(500円以上)、体育施設等の利用で当日300円にて入浴可能 |
1. 「天然の湯 いよ温泉」の泉質・サウナ・下町グルメ連携の魅力
道の駅ふたみからの距離が約12kmと最も近く、温泉本来の泉質や効能を楽しみたい旅行者に第一選択となるのが、伊予市唯一の天然温泉である「天然の湯 いよ温泉」です。いよプリンスホテルに隣接するこの温泉は、地下1,000mの深層から湧き出る良質な源泉(灘の湯温泉)を使用しており、透き通った緑褐色から黄金色に輝く湯色から「伊予の黄金湯」と称されています。
泉質はアルカリ性のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉であり、炭酸水素イオンを豊富に含むため、皮膚の表面をなめらかに整える「美人の湯」として高く評価されています。神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、冷え性、疲労回復などに幅広い効能を持ち、高い温浴効果によって湯上がり後も身体の芯までポカポカと温かさが持続します。無料の鍵付きロッカーが並ぶ2階の男女別脱衣場から浴室へ入ると、10基あるカラン(洗い場)のお湯にまで天然温泉が使用されている贅沢な造りになっており、約41℃に設定された石造りの主浴槽(8人サイズ・ジェットバス付)、かけ湯、水風呂、そして伊予港から吹く潮風を感じられる露天風呂が配置されています。
サウナ愛好家にとっても魅力的な環境が整っており、室内には約100℃弱の高温に設定された遠赤外線サウナ(3名定員サイズ)が完備されています。サウナ室内にはあえてテレビを置かずラジオが流れているため、落ち着いた空間でじっくりと発汗を促すことができます。さらに、コンパクトな施設でありながら内湯に1席、露天スペースに1席の計2席の「ととのい椅子(休憩椅子)」が設けられており、特に露天の椅子は空を見上げられる絶妙な位置に配置されているため、潮風を浴びながら極上の外気浴を堪能できます。
また、車中泊やドライブ旅行者にとって非常にありがたいのが、ホテル併設ならではの充実したアメニティサービスです。洗い場にリンスインシャンプーとボディソープが常備されているだけでなく、1階の受付でホテル仕様の歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップを各1個まで無料で受け取ることができます。販売タオルも100円と安価なため、全くの手ぶらで立ち寄っても不自由しません。なお、利用上の注意点として、以前に設けられていた家族風呂は閉鎖されていること、そして2026年11月11日(水)から11月13日(金)までの3日間は温泉メンテナンスのため臨時休業となることを事前に確認しておくと安心です。
湯上がりには、館内の広々とした和室休憩所でうどん、おでん、ビールなどを注文してくつろげるほか、施設が面している「伊予市灘町商店街」へ繰り出して下町グルメを味わうのも醍醐味です。商店街周辺には、地元名物のカツ丼で知られる「濱田屋」や、精肉店の揚げたてコロッケを食べ歩きできる「にくの一色」、昔ながらの素朴な中華そばが味わえる「朝日屋食堂」、老舗「宮岡こうじ店」の優しい甘酒など、旅情をくすぐる名店が軒を連ねています。
2. 「ウェルピア伊予 大浴場『伊豫の湯』」の夜間営業と割引メリット
もう一つの有力な入浴拠点である「ウェルピア伊予」内の大浴場「伊豫の湯」は、広々とした開放的な浴槽で手足を思い切り伸ばしてリラックスしたい方や、夜遅い時間帯に入浴したい方に適した施設です。
「伊豫の湯」の最大の強みは、営業終了が23:00(最終受付・札止め22:30)と「いよ温泉(札止め22:00)」よりも30分遅くまで受け付けている点と、館内施設との連携による破格の割引システムにあります。通常料金でも中学生以上500円、3歳〜小学生300円とリーズナブルですが、ウェルピア伊予館内の「レストラン五色」での食事や、「本館喫茶・ゴルフ練習場喫茶(500円以上利用)」、あるいは体育施設を利用した当日は、入浴料が200円引きの「大人300円」になります。
道の駅ふたみで夕日が沈みきるまで滞在し、その後ウェルピア伊予へ移動して館内レストランで夕食をとってから300円で大浴場に浸かり、再び道の駅ふたみの東側駐車場へ戻って車中泊をするというタイムスケジュールを組めば、旅費を抑えながら非常にゆとりのある夜間動線を構築できます。なお、毎週火曜日と水曜日のみ日帰り入浴の開始時間が15:00からとなる点(他の曜日は12:00開始)と、現在低温トロンサウナの利用が中止されている点のみ事前に留意しておくとスムーズです。
まとめ:道の駅「ふたみ」はこんな人におすすめ!
ここまでの現地設備データ、2026年春のリニューアル情報、および周辺環境の分析を総合すると、道の駅「ふたみ(ふたみシーサイド公園)」は以下のような目的やスタイルを持つ旅行者に特におすすめです。
- 伊予灘の海岸線を走る「夕やけこやけライン(国道378号)」の爽快なドライブと、「日本一の夕日」に輝く水平線のサンセットを特等席で堪能したい人
- 2026年4月に営業再開した「モンドブルー」の揚げたてハモカツ(500円)や、老舗の味を継承する新店「ユンゲ モルゲン」のハンバーグ・無添加ソーセージ、復活した「夕焼けソフト」、90円のハート型「ラブじゃこ天」など最新ご当地グルメを食べ歩きしたい人
- JR予讃線「下灘駅」での写真撮影や海辺の散策と組み合わせて、カップルや家族で充実した中予・双海エリア周遊プランを楽しみたい人
- 24時間利用可能な清潔なトイレ(車中泊快適度4.5)と平坦で広めの駐車区画を活かし、夜間閉門のない「東側駐車場(普通車40台枠)」でルールを守って快適に車中泊をしたい人
- ドライブや車中泊の合間に、車で約15分〜20分の「天然の湯 いよ温泉(大人550円)」で地下1,000m湧出の黄金色の美肌温泉とサウナ・露天風呂を満喫したい人
穏やかな伊予灘の波音と劇的な夕焼け、そして2026年のリニューアルでさらに魅力を増した双海の美食が揃う「道の駅 ふたみ」は、四国・愛媛ドライブの満足度を大きく引き上げてくれるスポットです。駐車場の夜間ルールや現金決済の準備をしっかり押さえた上で、ぜひ素晴らしい海辺の旅を体験してみてください。

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